麻しんは、非常に感染力の強いウイルスによる病気です。
主な症状は、38~40度以上の高熱、咳、鼻水、目の充血など風邪に似た症状から始まり、数日後に赤い発疹が顔から体に広がっていきます。発疹が出る頃には、熱がさらに上がることもあります。
麻しんは重症化することもあり、肺炎や脳炎などを引き起こす場合があります。

福岡県では2025年8月以降、複数例の麻しん患者の発生が報告されており、県は注意を呼びかけています。
感染経路は主に空気感染です。ウイルスは咳やくしゃみで空気中に広がり、同じ部屋にいるだけでうつることがあります。
そのため、学校や病院など人が多く集まる場所で一気に広がることがあります。
特に子どもや免疫力の低い人は注意が必要です。

予防の最も効果的な方法は、予防接種(ワクチン)です。
麻しん風疹混合ワクチン(MRワクチン)を2回接種することで、高い確率で感染を防げます。
接種していない人や、過去にかかったことがない人は、感染のリスクが高くなります。
麻しんは一度かかると免疫がつきますが、流行時には未接種の人が一気に感染する恐れがあります。
自分だけでなく、まわりの人を守るためにも、予防接種を受けることが大切です。

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